理想に固執していた彼女が、運命の人に出会うまで

「年収600万以上、身長175cm以上、大卒、長男じゃない人——」
これは、当時33歳だったAさんが、婚活プロフィールに掲げていた“理想の条件”です。
どれも「普通の希望ですよね?」と彼女は言っていました。
でも、その「普通」がなかなか現実には現れず、気がつけば婚活歴は3年目に突入していました。
■ 選んでは、違うと思い、振り出しに戻る日々
Aさんは、見た目も清楚で、性格も真面目。
決して「高望みしすぎている」と思っているわけではありませんでした。
ただ、いざ理想に合う男性と出会っても、
「なんとなくフィーリングが合わない」
「忙しそうで家庭を大事にしてくれる感じがしない」
そんな理由で、お断りを繰り返していました。
その一方で、少し条件に合わない男性と会うと、
「やっぱり妥協はできない…」と悩み、また振り出しに戻る。
■ “理想”は、本当に彼女が望んでいたもの?
ある日、カウンセリングで彼女に問いかけました。
「その条件って、“誰かに言われた理想”じゃないですか?」
しばらく黙っていた彼女が、ポツリとこぼした言葉は、
「そうかもしれません…。まわりに言われたことばかりかも」
自分の幸せを他人の基準で決めていたことに、初めて気づいた瞬間でした。
■ 条件を“棚卸し”して、本音を見つけた彼女
それから彼女は、自分が本当に大切にしたいことを見直しました。
- 家庭を大事にしてくれる人がいい
- 価値観が近くて、安心して話せる人がいい
- 将来の生活が想像できる人がいい
「年収」や「身長」などの数字よりも、日々の“温度感”のようなものを重視するようになったのです。
■ 出会いは、予想もしなかったところから
その1ヶ月後、彼女が出会ったのは、理想の条件からは少し外れた男性。
身長は170cm、年収も平均的。でも——
話していて心地よく、何気ない日常の話題で笑い合える。
「この人といたら、自然体の自分でいられる」
そんな感覚が、何よりも心を動かしました。
彼とは半年の交際を経て、今は結婚を前提にお付き合いしています。
■ 「理想」と「幸せ」は、必ずしも一致しない
婚活において「理想の条件」を持つことは悪いことではありません。
でも、それが本当の意味で自分の“幸せ”に直結するかは、別の話。
Aさんが気づいたように、「数字」や「他人の目」よりも大切なのは、
**“一緒にいてホッとできるか”**という感覚です。
■ まとめ:あなたの“本当の理想”を見つけるために
婚活で理想を追いかけるのは、ある意味“がんばっている証”です。
でも一度立ち止まって、こう問いかけてみてください。
「この理想は、私の心が本当に求めているもの?」
もし少しでも迷いがあるなら、一緒に考えていきましょう。
あなたの“運命の人”は、案外「理想」のすぐそばにいるのかもしれません。
💬 あなたの「理想」、一度整理してみませんか?
私たち結婚相談所では、条件にとらわれず「本当に合う相手」を一緒に見つけていくサポートを行っています。
無理に妥協するのではなく、「自分らしい幸せ」を見つけたい方にこそ、私たちは寄り添いたいと思っています。